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プレスリリース

日本民間放送連盟賞 北海道東北地区審査でテレビ部門3冠

2023年の日本民間放送連盟賞の番組部門で、北海道・東北地区の審査の結果、山形放送制作の番組が【テレビ報道】【テレビ教養】【テレビエンターテインメント】の3つの部門で最優秀賞に輝きました。山形放送制作の番組がテレビ番組部門の地区審査で3つの部門で同時に最優秀賞に選ばれたのは開局以来初めてです。

【テレビ報道】 北海道・東北地区 最優秀賞 (出品数 18作品)

「でくのぼう ~戦争とPTSD~」 制作:山形放送

戦地から別人となって帰還した黒井慶次郎さん

戦地からの生還後“でくのぼう”と蔑まれた亡き父が、戦争で心に深い傷を負っていたのではないか―。そう思い至った鶴岡市出身の男性を番組では取材し、遺族らの証言や資料をもとに過酷な戦場の実態に迫りました。今回の審査では「戦争を経験した世代だけでなく次の世代にまで傷を残す戦争の本質を描いている」などと高く評価されました。

【テレビ教養】 北海道・東北地区 最優秀賞 (出品数 21作品)

「口福の献立~お腹と心を満たす嚥下食~」 制作:山形放送

厨房で嚥下食を作る料理人

番組では、老化や病気が原因でうまく食べ物を飲み込むことが出来ない人たちのための食事「嚥下食」に注目。嚥下食を作る鶴岡市の料理人や食べる喜びを噛みしめる客とその家族を取材した作品です。審査員からは「このテーマの発見を高く評価したい」などの意見が出されました。

【テレビエンターテインメント】

北海道・東北地区 最優秀賞 (出品数 18作品)

「やまがたZIP!スペシャル空飛ぶ車いす  ~やりたいことをあきらめない~」 制作:山形放送

パラグライダーで空を飛ぶ加藤さん
パラグライダーで空を飛ぶ車いすの男性

この番組は筋力が衰えていく難病を患う南陽市の男性に7年にわたり密着。車いすでのパラグライダー挑戦や障がい者が自動車整備を学ぶ就労支援施設の設立など夢をあきらめない男性の思いを伝えています。審査員からは「重いテーマを悲壮感なく描き前を向くエネルギーを伝えている」などの意見が出されました。

山形放送制作の3つの番組は、8月の中央審査に進みます。