横山岳
私と楽天
先日、東北楽天ゴールデンイーグルスのアンバサダー・銀次さんが
ピヨ卵に生出演!

チーム一筋18年。
巧みなバットコントロールとガッツあふれるプレーで
東北のファンを魅了してくれた銀次さん。
おととし現役を引退されましたが、
変わらぬ熱さでスタジオを盛り上げてくださいました!
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私にとって生まれて初めてのプロ野球観戦は
楽天の試合でした。
楽天が誕生した2005年の4月26日。
初の山形開催となったオリックス戦です。
当時小学5年生。
野球少年だった私は父に頼み込み、
2人で県野球場に足を運びました。
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1塁側の内野席。初の現地観戦の感想は
「投球のコースが良く分からない。なんだか全体的に見えづらいな~」
・・・生意気な子どもですね。笑
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それまでテレビで巨人戦を観るのが日課で
バックスクリーン横から撮影された中継アングルが
当たり前だった私にとって、
初めて見る景色は”違和感”だったのかもしれません。
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試合結果も詳しく覚えていません。
グラウンドで当時知っていた選手は
オリックスの谷佳知選手ぐらいだったかもしれません。
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ただ、あれから20年たった今でも何となく情景が浮かんでくるんです。
球場に入る前に、「チケット余ってないですか?」と知らない男性に声を掛けられたなぁ。
隣に座っていたどこかのお父さん、お酒に酔ってベロベロだったな。
平日の山形に駆け付けたオリックス応援団、大人数とは言えないけどトランペットの音色と応援の声は耳に残ってるなぁ。
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意外と覚えてることってこんなものなんでしょうか。笑
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いやいやもっとあります。
目が覚めるような打球音。
夜空に消えていくホームランの放物線。
選手のカラダの大きさ、速さ、強さ・・・
そして何より、球場が大歓声に包まれた時の大きな渦に巻き込まれたようなあの感覚。
大好きだった野球がもっと好きになった夜でした。

以来、毎年のように山形開催の試合はもちろん、仙台にも足を運び観戦を重ねました。
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楽天を語るうえで欠かせないのが2013年の日本一。
当時、仙台で浪人をしていた私は現地ではなく、
寮の食堂のテレビで
田中将大投手のスプリットに矢野謙次選手のバットが空を切る瞬間を見届けました。
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仙台市内をまわる優勝パレードの日は予備校の模試。
市民が歓喜に包まれる中、黙々とマークシートを塗りつぶしました。
勉強に集中させたい予備校の先生からは
「七夕と楽天戦に行ったら志望校に落ちるぞ」と言われ続けました。
行かなくても落ちましたが。
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「ボールパークには夢が詰まっている」
間違いなくそう思います。
きょうはきらやかスタジアムでの中日戦。
山形のたくさんの子ども達が夢にときめく、そんな好ゲームを期待しています。