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ものづくり応援ウィーク2026

新電力開発株式会社

新電力開発株式会社

  • 坂口 大樹(さかぐち・ひろき)さん 東京大学理科一類卒業 2011年卒 

貴社について教えてください

私たちSDKグループは、 地域社会と共に山を再生し、木材を最後まで無駄なく活かす、 新しい山林再生・利活用に挑戦する企業グループです。   手入れされずに荒れてしまった山を整え、 木を育て、使い、また植える。 その循環の中で、 二酸化炭素をしっかり吸い続ける山づくりを進めています。   伐った木は、建材や燃料として最大限に有効活用し、 私たち自身が発電所の計画・運営にも関わることで、 木の特性に合った、最適な発電を実現しています。   去年12月に米沢市の三沢地区で運転開始した米沢発電所も、 SDKグループの「米沢バイオマスパワー」が操業しております。

貴社の製品や活動は、どんな事に役に立っているか教えて下さい。

私たちの製品や活動は、 「山を守ること」と「地産地消型エネルギーの供給」の 両方に役立っています。   手入れされずに荒れてしまった山を再生し、 二酸化炭素をしっかり吸収できる健全な山に戻すことで、 環境の改善や災害に強い国土づくりに貢献しています。   その上で、私たちは、林業を単なる“木を売る産業”ではなく、 治山や環境を支える社会インフラとして本気で育てようとしています。   木材は、地域でエネルギーを生み出す大切な資源でもあります。 地元の山の木を使い、地元でエネルギーを生み、地域で上手に使う。 そうした地産地消の仕組みを通じて、 林業をはじめとする一次産業を元気にし、 将来的には、日本の資源や食料の自給率を高めることに貢献したいと考えています。

貴社自慢の技術や「ものづくり」の魅力を教えて下さい

私たちの強みは、機械や製品そのものではなく、林業を成長産業にするための「仕組みづくり」にあります。   従来の林業では、経営者が山の買い付けから現場管理、安全管理、 経営までの多くを一人で担うケースが多く、それが今の時代の林業においては成長や安全の壁になっていたやに思います。   私たちは林業の経歴は浅いものの、それが故に、営業、作業管理、 安全管理、現場と役割を明確に分け、 それぞれが自分の得意分野に集中できる体制をつくってきました。 その結果、現場の安全性や生産性が向上し、 数字に基づいた実績管理や、整った安全管理体制によって、山主さんはもちろん、異業種の企業からも信頼をいただけるように なっています。 また、立木を買うだけでなく、その後の利活用まで提案できる。それが、私たちの事業の魅力と考えております。

ご自身が高校生の時に学んで、社会や今の会社で役に立っていると感じる事

私は高校時代、寮生活をしながら毎日、柔道と勉強に打ち込んでいました。周りの友人たちが青春を楽しんでいることを、当時はほとんど知らずに過ごしていて、後になって少しショックを受けたのも正直なところです。ただ振り返ってみると、余計な誘惑がなかった分、目の前の柔道や勉強そのものを楽しむ力が身につきました。そして、学校の校訓だった「今を大事にする」という考え方は、社会に出てからも、経営や仕事の判断の場面で、とても役に立っています。

未来を担う高校生に、応援メッセージをお願いします

高校生の皆さんには、「何になりたいか」よりも、「どう生きたいか」を大切にしてほしいと 思っています。この仕事に就けば幸せになれる、そんな正解が最初から決まっているわけではありません。どんな仕事に就いても、自分の生き方や、幸せだと感じられるかどうかは、自分自身で決めていけるものだと思います。だからこそ、将来を焦って決める必要はありません。今日の自分が向き合っていることを大事にし、目の前の一日を本気で積み重ねていってください。その「今」を大切にする姿勢が、きっと、皆さん自身の未来をつくっていくはずです。