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オーレオーレ!

こぼれ話

『月末恒例フリー』2025.9.27

『9月もありがとうございました!』

今月もたくさんメッセージ・リクエストをいただき
ありがとうございました!
公開生放送に足を運んで下さった皆様にも感謝申し上げます。
今年も残り3ヶ月。
引き続き、楽しい時間をご一緒できたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします!

よろしおすなぁ京都:4

今回の関西旅で1番楽しみだったのが。。。
『特急サンダーバード』に乗ること。笑。
大阪駅ー敦賀駅間を走っています。
京都から大阪までの約30分の旅だったのですが、
最高でした!

奮発してグリーン車にしたので、本当にゆったりと。
思ったよりも速くて快適そのものでした。
ビールと京都南座「なだ万のトンカツサンド」を。
ちょうど夕方だったので、窓からは夕陽が見えて、
それはそれは幸せな時間でした!

グリーン車は2人用シートと1人用シート。
1人用シートは満席で、みなさんゆったり幸せそうでした。
サンダーバード、ありがとう!
ずっとずっと走り続けて欲しいと願っています!


『よろしおすなぁ京都:5』

電車好きな私・・・

嵐山から京都へ向かうために乗った「嵐電(らんでん)」
この紫のボディカラーがなんとも京都らしく雅!
住宅街を走る嵐電。
観光客のためというよりも、
暮らす人たちの足として活躍しているという印象でした。
少しだけ「京都の暮らし」を感じられました。
嵐電、おきばりやす!

『よろしおすなぁ京都:6』

前回紹介した「きんし丼」のお店から、
京都御所へ向かって寺町商店街を歩いている途中、、、

えっ!『本能寺』

何も考えず辿り着きました。
織田信長が明智光秀に討たれたお寺として有名ですが、
当時は四条西洞院にありました。
1592年に豊臣秀吉の命を受けて現在地に移転したんですね。

織田信長は上洛の度に、本能寺に馬をとどめ、
親しく日承上人の教化をを受けていたんだそうです。
本能寺の変を含めて4回滞在した記録が残っているそうです。
境内奥に信長の廟もあり、
歴史が目の前にあることに心震えました。
ご本堂の大きさと素晴らしさに感動して御所へと向かいました。
京都、やっぱり凄いところです。

『国宝』

『本物の国宝』を鑑賞してきました。
映画「六つの顔」
人間国宝の狂言師「野村万作さん」のドキュメンタリー。

芸歴「90年」を超えてもなお舞台に立ち続けています。
息子である野村萬斎さんのインタビューなどを含めながら、
ほぼ全編、文化勲章記念公演で演じられた
狂言「川上」を観ることができました。

観客席からではわからない舞台袖で登場するまで、
「鏡の間」という大きい3面鏡の前に立ち、
所作を確認し登場を待つ姿から、
幕が開き、舞台に歩き出していく後ろ姿、
そしてシネマ歌舞伎のように、演者の表情までを
しっかりカメラがとらえていて、それはそれは見応えがあり、
「川上」という1作品を観られたことでも大満足でした。

川上は、目が見えなくなった男と妻の話。
目が治るようにと願掛けに行く男。
するとその願いが通じて目が見えるようになるのです。
しかしそれには条件があり、妻とは離縁すること。
悪縁だから妻と別れなさいと言われた男。
さて結末はどうなるか?

狂言ですので、とても親近感ある物語。
時に笑いが起こり、時に一緒に考えさせられる。
当時の人々の暮らしや考え方が見えてくる狂言に、
私はいつも惹かれます。

何度か野村万作さんの舞台を観てきました。
いつもその世界にすっと引き込まれる、素晴らしさがあるんです。
「川上」では、目の見えない男の役。
静寂な舞台に、カタカタと杖をつく音と衣擦れの音だけがして、
その音で、歩くのに不自由しているのが伝わってくるのです。
鳥肌が立ちました!

90代。お声に年齢は感じるものの、
妻役を演じた息子の萬斎さんよりも艶があって、伸びがある。
「型通り」を超越した「自然体」なんです。
これぞ『国宝』
野村万作の狂言は「国の宝である」と改めて実感しました。
また舞台を観に行きたいです。



『宝島』

映画「宝島」を観てきました。
1952年からのアメリカ統治下の沖縄が舞台です。
混沌とした時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を描いています。
最初から涙が止まらなかった191分。

1番に伝えたいことは、
『当時の話ではなく・・・』
『今も続いている話』であるということです。
実際にあった米兵による事件や暴動などの場面を入れながら、
沖縄がアメリカだった時代の矛盾だらけの世界と、
今なお続く米軍基地の問題に訴えていると思いました。
これこそ「戦後80年・観るべき映画」ではないかと。

20年ほど前に、初めて訪れた沖縄。
「米軍基地の取材」が目的でした。
本国のテロにより最高の警戒レベルが出ていた沖縄の米軍基地。
少し離れたところから取材でカメラを向けていたら、
カメラを下せと米兵たちから銃を向けられました。
その時、すぐそばを、
日本人の小学生数人がランドセルを背負って歩いていました。
この時、私は初めて沖縄の現実を知りました。

その後、プライベートで訪れた沖縄で、
毎朝、地元新聞に目を通すと1面は、
本土ではほぼ報道されない、
米軍基地の問題や米兵が起こした事件事故の裁判の記事。
なぜ本土で暮らす私たちが知らないままになっているのか。

沖縄の自然や歴史、暮らす人々に触れ機会が増えていくにつれ、
ますます沖縄が好きになり、大切になって、
そう思えば思うほど、
基地問題については納得いかないことばかり。
那覇にいるとそうでもないのですが、
普天間、嘉手納基地の近くの海沿いの方に行けば、
飛行訓練が朝から行われ、
その恐ろしい爆音で隣の人と話すこともできない。
学校では授業を中断せざるを得ないと、
地元の方に教えてもらいました。
そんなすぐそばを飛んでいる戦闘機にトラブルがあったりしたら。。。
とんでもない危険と隣り合わせで暮らす人たち。

初めて沖縄を取材で訪れた時、
地元クルーの男性が
「基地は、1番良い場所に建設されているんですよね」
そう車で移動しながら話てくれたことが今でも忘れられません。

「ずっとずっと何も知らずにごめんなさい」
だからこそ「宝島を観よう」と話すことしかできない自分がもどかしいですが、
「無関心」では、絶対にいけないと思うんです。
未来の沖縄、日本のために。

番組でもお話をしましたが、
主要キャストである、
グスク「妻夫木聡さん」ヤマコ「広瀬すずさん」
レイ「窪田正孝さん」(窪田さんの演技はさらに凄まじく素晴らしかった)
オン「永山瑛太さん」たちの本気度と、
大友監督の壮絶な作品作りに心から感謝します。



来週は・・・『第2回・自分を家電に例えたら?』

リスナー「ありすさん」のメッセージから、
「家電」をテーマにしよう!となりました。
(ありすさん、ヒントをありがとうございました)

第1回は予想を超える大反響だったテーマです。
自己分析になると言われている「自分を家電に例えたら」
10月はこのテーマでスタートです。
引き続き、オーレオーレをよろしくお願いします!

写真は、セブ島のお土産。
大学生スタッフの「まなみちゃん」が買ってきてくれました。
嬉しいな。ありがとう!
なぜ「セブ島」なのか?
詳しくは、
オーレオーレのPodcast「ホワイトルーム」を聴いてください!



















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