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11月のテーマ「引き継ぐ人」
○11/19放送
【11月のゲスト】
合同会社とびしま 小川ひかりさん 
【プロフィール】
東根市出身。東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科卒業。民俗学専攻。大学在学中から飛島に通い島の文化や暮らしを学び、卒業後移住。2013年から合同会社とびしまに所属し、とびしまコンシェルジュとして活動。島民の目線を大事にしながら多くの人に飛島の魅力を伝えている。

メインパーソナリティー:奥山知寿子さん
11月のキーマン   :丸森 周平さん
11月のゲスト    :小川ひかりさん

「今、始めてみてほしい」

【奥山】大学在学中から飛島に通っていたそうですね?
【小川】―そうですね。民俗学の調査で歴史文化を学ぶというプロジェクトがありまして、1年の時からくっついて行った。プロジェクトは1年の時に終わってしまったが、その時にできたつながりで2年、3年の時もそれぞれ通った。3年の終わりごろには卒業論文は飛島について書こうと決めた。4年の時はさらに回数を重ねて通った。4年時にできたつながりもあり、卒業してすぐ移住した。

【奥山】卒業してすぐ「移住した」と簡単に言ったので驚いていますが…。
【小川】―私にとってあまり大きなことではなかった。友達が東京や仙台に行くのとそんなに変わらないと思っていた。家族も私が大学時から飛島に通っていたのを知っていたので反対もなく、「ぜひ行って来い」と言ってもらえた。背中を押してもらえたので迷いなく進み始めることができた。

【奥山】合同会社とびしまとは?
【小川】―できて4年半。はじめ私は介護事業所に勤めていましたが、同じ時期に同年代の若者が4人飛島に来て、それぞれが別のカタチでいた。同年代ということで集まる機会も多く、話をするなかで若い人たちで自分たちが住みやすいようにやりたいことをやって、会社をやらないかとなった。

【奥山】主な事業は?
【小川】―主に観光業に重点を置いている。また、カフェの運営や「飛島コンシェルジュ」として観光ガイドを行っている。お土産の販売や、行政からの委託で遊歩道の草刈や除雪作業もしている。ほんとになんでもやっていて、漁のお手伝いや畑のお手伝いもある(笑)

【奥山】島民の皆さんの反応は?
【小川】―当初は会社ができたが、「何をしているかわからない」という感じだった。ただ、活動が長くなるにつれて、最初は応援ムードではない方もいたが、お手伝いや除雪作業をしたりしているうちに、最近は応援ムードになっていると思う。島民が今206人しかいないので、全員知り合いです(笑)みんな親しいし、安心感はあると思います。

【奥山】生活は楽しい?
【小川】―楽しいです。つらいところもあるが、それ以上に楽しいことが勝っているのであと5年、10年、飽きるまでは飛島にいようと思っています。
【丸森】―エネルギッシュで、こういう人が人の心を動かすんだろうなと思った。島民が206人で、スタッフが8人いるということでその割合も大きいなと思った。

【奥山】正直、仕事は順調?
【小川】―順調にはきているが・・・。これからはもっと頑張っていかなければと思っている。社員も増やしていきたいですし、島のミューゼアム澗(にま)という美術館もある。地域資料館という位置づけだが、季節ごとの展示を行っています。課題としては、どうしても夏に仕事が集中してしまう。秋、冬の仕事づくりが課題になってくると思う。秋、冬は住んでいて楽しい部分は多いです。雪も少ないですし。ただ、船の就航率が悪くなってしまうので1週間船が来ないこともあります。観光面はちょっと・・・。ネットを活用して、情報の発信やウェブショップでお土産の販売も行っている。島の海藻や島の産物を使ったアイスクリームも販売している。

【奥山】これがあったらいいなと思っていることは?
【小川】―人と人とのつながりですかね。酒田・飛島の方に限らず、似たような動きをしているけど、イマイチつながりが無い部分があると思う。庄内・県内の団体とかもみんなでつながってやれば、新しい仕事が生まれることもあると思う。関係作りも課題かなと思う。
【奥山】そのために考えていることはある?
【小川】―情報発信と、できるだけ自分たちで島外へも行くようにしている。このようなラジオの出演なども含め。どうしても島の中だけにとどまってしまうと、皆さんに気づかれない部分もたくさんあると思う。島の魅力を発信することが大事だなと思う。

【奥山】改めて飛島の魅力とは?
【小川】―飛島はコンパクトに色々まとまっている。周囲が約10qしかないので海はもちろん山もあって、歩いてどこにでも行ける。自然が好きな人にはとても楽しいと思う。
【丸森】―マラソンだと1周2周できますね(笑)トビウオのラーメンもありますよね。
【小川】―飛島にはラーメン屋さんが2件ありますので、ぜひ食べに来てください。
【奥山】マラソン大会とかどうですか?
【小川】―そういうものも考えているところで、島全体をつかった鬼ごっこなども考えているところです。
【丸森】―トレッキングなどもできるかもしれませんね。

【奥山】今後の目標は?
【小川】―会社をもっと大きくしていきたいと思っている。島の人口が年10人ぐらいずつ減っている。会社を通して若者がもっと飛島に来やすいような環境をつくっていきたい。それで私が大好きな飛島を継続させていきたいと思っています。

【奥山】これからチャレンジしたいと思っている人へのメッセージは?
【小川】―好きなことややりたいことは、何も怖がらずに挑戦してみてほしい。「わたしにはできない」と思う事も多い。ただ、今始めると来年の今ごろには「私は〜歴1年になる」と言えるようになる。今始めてみてほしい。

【奥山】苦労したことは?
【小川】―飛島に暮らすにあたり、人間関係や仕事が思うようにいかない部分もあった。でも、会社のみんなや島の人たち、地元の友達、家族、周りの人たちに支えられ、ここまで来れた。これからも、大好きな飛島を継続させることが恩返しになると思っています。



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