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10月のテーマ「場をつくる人」
○10/22放送
【10月のゲスト】
With優 代表 白石 祥和さん  
【プロフィール】
米沢市出身。高校時からのこれまでの職歴は約20職種。大学卒業後は、消防士になろうと地元に戻り勉強をしながら職を転々とする生活を送った。自分を育ててくれた米沢で何かしたい気持ちと自分を取り巻く環境、経験から同級生とフリースクールを立ちあげることを決意する。自分の思いをチラシにして市内約7000軒を一軒一軒回り、2007年5月に任意団体With優を立ち上げる。その後、フリースクールを中心に地域のどんな子どもも大人も居場所と役割を持てるような地域社会を目指して活動している。

メインパーソナリティー:奥山知寿子さん
10月のキーマン   :吉野 敏充さん
10月のゲスト    :白石 祥和さん
「ひとりでも味方になってくれる人がいれば」

【奥山】なにかスポーツをされていたんですか?
【白石】―ずっとサッカーをしていた。今は、仕事の合間にジムに行っているぐらい。
【奥山】「With優」とは?
【白石】―11年目になるが、学校に行けないとか行かないと選択した子どもたちのフリースクールからスタートした。その中で、例えば就労の部分や、こういったものがもっと地域にあればということで、活動を広げてきた。学校に行けないとか、なかなか就労できない若者の居場所・出番をつくるような事業をしている。

【奥山】米沢市で3拠点だとお聞きしました。どれぐらいの子どもたちが通っている?
【白石】―県内全域からになるが小学生〜20歳ぐらいの20名。就労支援は100名ぐらいが関わっている。学習支援だけ行っているお子さんも含めると150名ぐらい。

【奥山】山形大学を卒業後、消防士になろうと米沢市に戻ってきたが職を転々とした?
【白石】―大学を卒業して、それまでも「この仕事に就きたい」というものは特になかった。単純に「命にかかわる職業=消防士=かっこいい」かなと思い目指したが、結果的になれなかった。その準備期間に、小学校であったり、他の企業で勤めることもあって、考えさせられることが多かった。何より、自分の生まれ育った地域でチャレンジしたいという気持ちがあったので、この活動を立ち上げた。
     
【奥山】「With優」のきっかけは?
【白石】―もともと、小学校で働くなかでも教室に入れない子と関わったり、企業で働くなかでも、学校で教えられるものと、企業で求められるもののギャップも感じた。あとは、たまたま自分が社会に出て、いろいろ葛藤している時に、もっと苦しんでいる友人が自ら命を絶ってしまったこともあった。そのような経験から、自分の人生は1回きりで、チャレンジしたいし、自分の地域で悩みを抱えている子どもや若者の居場所をつくりたいと思った。いろんな子どもがいるんだから、いろんな大人がいていい。そういう大人を増やしていきたいと思った。
【吉野】―簡単にそんな場所あったらいいなと思う人はいると思いますが、白石さんのように「じゃあ、やろう」とはなかなかできないんじゃないかと思うんですが。誰かと一緒に?
【白石】―同級生も一緒にやっていた。最初は企業にも協力・採用してもらって新規事業ということでやっていた。ただ、企業の中だと、相談したり、報告したりして、困難を抱えている子どもたちを目の前にすると、スピード感がすごく大切になってくる。「その時に自分が決めて、自分が行動する」必要があった。そこでも葛藤があり、自分でやらなければと思った。

 

【奥山】立ち上げにあたり、大変だったことは?
【白石】―お金もノウハウも無かった。地方でフリースクールは難しいと言われているが、こういうことをやりたいという想いを地域の人に伝えたいと思い、1ヶ月半の間仕事を休んで、7000件米沢市内を1件1件話をして回った。今振り返ると、その時が一番大変だった。
【吉野】―すごいですね。

【奥山】実際、フリースクールに通う子どもたちは、勉強して、将来のことなどを白石さんから教えてもらう?
【白石】―教えるという感じではないが、私自身は米沢生まれの米沢育ちなので、知り合いの事業者さんや、フリースクールに協力してくれる事業者さんも多いので、色々な職業を体験させていただいている。また、小さい学校なので修学旅行や卒業式も普通に行なっています。

【奥山】子どもたちは、なじめるものですか?
【白石】―そこまで、なじんでほしいとも思っていない。そもそも、このフリースクールに来ること自体大きな一歩だと思うので、必ずしもフリースクールでどのような関わりができるかよりも、こういう大人がいるとか、困ったときにサポートできればいいと思っている。

【奥山】まさに10月のテーマ「場をつくる人」にあるように、そのような子たちのための過ごしやすい環境を整えてあげたいということなんですね?
【白石】―今は直接、フリースクールで学習支援などは行っていないが、新しいニーズがあればつくっていきたいと思う。
【吉野】―私も子育てをしている身として、知り合いにも子どもがいて、子どもが学校に行きたくないとなると、学校に「行く」「行かない」しか選択肢がない現状だと思う。
    そのような人たちにもっと選択肢があったらなと思うので、このような活動が県内に広がればいいなと思います。

【奥山】今後、With優の活動を広げていきたい?
【白石】―当初から、広げていきたいと思っている。若いスタッフも多いので、今後、引っ張っていければ、つながると思う。

【奥山】課題やもっとこうだったらなと思うことは?
【白石】―課題はたくさんあると思う。うちで居酒屋をやっていたりするんですが、中間就労というか色々な働き方をつくっていきたいと思う。また、不登校や引きこもりはマイナスのイメージしかない。そういう子どもたちが地域や社会の人とつながっていける、プラスのイメージにしたい。

【奥山】なかなか社会に出られないけども、なにか仕事に就きたいということで、居酒屋をつくられた?
【白石】―地域の方からの寄付で、会員制の居酒屋。一度も働いたことがない子や、社会に一歩踏み出せない若者たちがトレーニングするための場所。働いている子たちは、ガラッと変わる。本当に働きたいと思っている若者は、その後の就職につながったりしている。
【奥山】さらに場をつくって、みんなの背中を押しているわけですよね?
【白石】―子どもたちや若者たちから教えられることも多い。居酒屋も日々いろいろなことやミスもあるが、会員の方に温かく見守ってもらいながら楽しくやっている。
【吉野】―今度ぜひ会員になって、行ってみたいですね。
【白石】―今もたくさんの企業からご支援をいただいているのですが、さらにそれを広げていきたいなと思います。

【奥山】今後の目標は?
【白石】―目標という目標は無くて、ただ毎日精一杯やっていきたいと思っています。
【吉野】―白石さんの活動はすごく大変だと思う。今って義務教育が○だとすると、フリースクールは△や、なんとなく×みたいな印象があると思う。やっぱりこれを○にしていこうとすると、「数」って重要だと客観的に思った。数を増やすとそれが○に変わっていく部分もあると思う。
【白石】―自分たちがしていること、話していることが全て正解だとは思わないが、「学校行けなくても大丈夫だよ」と言ってくれる誰かがいれば違うと思う。そういう人を増やしていくことも今後していきたい。ひとりでも自分の味方になってくれる人がいれば、心強いと思う。失敗することは大事だし、それを経験して成長してほしい。



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