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10月のテーマ「場をつくる人」
○10/1放送
【10月のキーマン】
kitokito Marche 代表 吉野 敏充さん
【プロフィール】
新庄市出身。東京デザイン専門学校卒業。農家を継がずに、東京で働く農家の息子(セガレ)や娘(セガール)のプロジェクト「(倅)セガレ」に所属。吉野敏充デザイン事務所を設立し、地元である新庄最上を中心に地域資源を活用したデザインを行っている。地域デザインのプロジェクトkitokitoMarcheを立ち上げ、2016年山形県主催輝けやまがた若者大賞、やまがた公益大賞を受賞。 平成29年度やまがた若者チャレンジ応援事業採択事業「kitokito map」採択(kitokito Marche)

メインパーソナリティー:奥山知寿子さん
10月のキーマン   :吉野 敏充さん

「意義があれば、やっていい」

【奥山】最初、キーマンと聞いたときはいかがでしたか?
【吉野】―今でも「大丈夫かな」と心配しています(笑)思っていることを話せればと思っています。
【奥山】東京でずっとお仕事をされていて、ふるさとの新庄に戻ってきたということ?
【吉野】―1人っ子ということで、もともと戻ってくる予定だった。仕事の責任・役割もでてきて、なかなか帰るタイミングを逃していた。でも30歳という区切りの歳になり、父親も60歳、祖父も90歳。私が入院したときに、父も同じく入院していた。入院するといろいろなことを考えた。また、東京で働きながら地元の野菜を売るというプロジェクト「せがれ」があった。「継がなくてごめんなさい」というキャッチコピーで、東京のど真ん中で野菜を売っていた。まさにこれだなと思い、そのプロジェクトに参加して父の野菜を東京で売った。どういう商品で、どういう特徴なのかを話さないと東京ではものが売れない。そういう中で、父に電話したり、地元のことをSNSで調べたりしたりしているうちに、地元の良さを再認識し、地元も捨てたもんじゃないと思った。

【奥山】遠く離れた東京で、お父様の野菜を売りながら、改めてふるさと新庄を見直した?
【吉野】―高校までに知ることができる情報は少なかったと思う。離れてみたからこそ、逆に追い求めたい、帰りたいという気持ちが出てきたと思う。

【奥山】kitokitoMarcheとは?
【吉野】―東京での「モノを置いているだけでは売れない」ということや、「生産者と消費者が会話したからこそ見えてくる、お金だけではない、味だけではない、他の価値観を見いだせる」という思いがあった。また、新庄に戻ってきてご縁があり、いろんな良いひと、場所を紹介してもらえた。それを自分以外にも知ってほしいと思った。新庄・最上は広いので、なかなか全部知るのは時間がかかる。それを知る日が月に1回あれば良いと思い、今の場所でやっている。
     
【奥山】kitokitoMarcheは活動を始めて6年になるそうですが、そもそもkitokitoとはどういう意味?
【吉野】―真室川の農家さんが言っていたんですが、野菜の葉っぱの上を青虫がのそのそ歩く様を一部で「キトキト」という表現をするらしい。その人の言葉を借りてつけた。新庄・最上地域で育てられた果物や野菜、工芸品などを売っている。ほかの地域からの出店もある。

【奥山】最初のころは小さい規模だった?やろうと思った大きなきっかけは?
【吉野】―人がいっぱい来るという保証は無かったので。入場者数とか、お金がどのくらい落ちたかなどは基準として聞くようにしているが、実際翌日や翌週に、自分のお店に「マルシェから来たよ」というお客さんがいると聞くと「繋がったな」と思う。

【奥山】活動をする上で「もっとこうだったらいいのにな」と思うことは?
【吉野】―僕だけが色々なことをやりたいわけではなくて、マルシェにも色々な人がいる。自分たちでカフェを運営したり、今度ゲストハウスをつくったりしていて、マルシェ自体のお客さんも増えてきた。もっと地域にできることがないかなと思ったときに、マルシェだけはなくて僕らのマルシェが入口になって、新庄・最上に広がりを持つようにやりたい。マルシェだけでなく、色々なところに寄っていってほしい。
それをマップにして配りたい。それも、観光用のマップにはない、僕ら独自の、お客さんと一緒にマップをつくって、提供していきたい。

【奥山】吉野さんがおススメしたい新庄・最上の魅力は?
【吉野】―それを言うと結局「人」になる。ただ、新庄・最上は雪深いので、雪に培われた文化もある。もっと土地の持っている力や、実は地元の人も知らないこともある。そういうところを発信していきたい。

【奥山】新庄・最上の物足りないなと思うことは?
【吉野】―特には無い。以前、今回のように人の前で話す機会があったときに、聞いた人から「僕みたいなやつでも、やっていいんだと思えました」と言ってもらえたことは、自分のやる気・モチベーションにつながった。やっていいんだということをみんなに知ってもらいたい。やってはいけないことはあんまりなくて、気軽に手を挙げて「やろうぜ」と言って、それが結果的に誰かのため、人のためになればいいなというぐらいで、そういう感覚を地域内で持てば楽しくなっていくのでないかと思う。

【奥山】気軽に自分がしたいなという感覚で動ける人?
【吉野】―自分もそうですが、誰かが「これやりたい」という人がいれば、会場や団体の雰囲気にあえば、その人に任せてやってもらっています。

【奥山】改めて今後の目標は?
【吉野】―新庄・最上で何かやりたい人たちがいれば、「OKOK」と言う。自分が何か言うわけではないが、そういう輪が広がっていけばいいと思う。

【奥山】これからDIVE(挑戦)しようとする人に声をかけるとすれば?
【吉野】―やっていいと思う。そこに「何のためにやるのか」という意義があればいいと思う。



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